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    <title>ふかふか梱包廻漕店</title>
    <link>https://sfmzsk.kashi-hondana.com</link>
    <description>ふかふか梱包廻漕店・小説更新情報</description>
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    <copyright>Copyright ©2026 みずさき.</copyright>
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      <title> - 『茅蜩峠』（試し読みサンプル）</title>
      <link>https://sfmzsk.kashi-hondana.com/author/page/2232/section/34351</link>
      <pubDate>Tue, 29 Apr 2025 22:42:00 +0900</pubDate>
      <description>二十二年前の晩夏、両親が水死体で発見された。
大きく膨れ上がって、まるで人間とは思えない姿になってしまった母。
それを見たとき、当時中学生だった秋津健吾は少しも恐ろしいとは思わなかった。
ただ、穏やかな愛おしさだけが胸を満たしていた。

そうして法医学者を志し、死体解剖医となった秋津が、煙草屋の店主・平庭壮市と出逢って、惹かれて、互いの手をそっと放すまでの物語。

暴力的な描写、残虐と思われる描写、性的なものを匂わす描写が若干ありますが、そこが主題ではないので年齢制限は設けておりません。
受け取り方によってはショッキングかもしれませんので、苦手な方はご購読をお控えください。

文庫(A6)　132P　頒布価格：900円</description>
      <content:encoded><![CDATA[【二十二年前　九月半ば】

秋分も近いというのに、暑さは少しも和らぐ気配がない。纏わり付くような湿気が肌を覆って、呼吸すら苦しくなるほどだ。窓の外を見ると、夕焼け空にピンク色の雲がたなびいていた。先刻から耳鳴りのように響いている茅蜩の鳴き声が、じっとりと重い空気をまるで切り裂いていくかのごとくに立ち上る。それにぼんやりと耳を傾けていると、だんだん頭の中がしんと静まり返ってきた。
とりあえずここにいるようにと、慌ただしく放り込まれた空き病室。そのベッドに腰掛けて、再び誰かに呼び出されるのを待っている。制服のシャツがべったりと肌に張り付き、両手で抱えたペットボトルからは、ぽたぽたと雫が落ちていった。
じんじんと痺れている指先。ドクドクと大げさに血液を送り出していく鼓動。すっかり乾ききって一滴の涙さえも零すことのできない、軽石のような眼球。そんなすべての煩わしさを、毟り取って脱ぎ捨ててしまいたか...]]></content:encoded>
    </item>
    <item>
      <title> - 『空蝉抄』（試し読みサンプル）</title>
      <link>https://sfmzsk.kashi-hondana.com/author/page/2231/section/34350</link>
      <pubDate>Tue, 29 Apr 2025 22:33:00 +0900</pubDate>
      <description>【あらすじ】
梅雨の前、酷い臭いをまとって平庭の喫煙具店に現れた青年、秋津健吾。
店先の喫煙所で一服しようとする彼を、
営業妨害になるからと裏手の喫煙所に案内したのが始まりだった。
何度か会って語らう内に、友人にしては踏み込みすぎた触れ合いを許してしまう。
平庭の周囲では、次第に不穏な感情が渦巻き始めていた。
そしてある日、遂に堪えきれなくなった妻が、
平庭の腕を掴んだまま鉄道に身を投げる。

煙草屋の店主・平庭壮市と、死体解剖医・秋津健吾が、
出逢って、惹かれて、互いの手をそっと放すまでの物語です。
暴力的な描写、残虐と思われる描写、性的なものを匂わす描写が若干ありますが、そこが主題ではないので年齢制限は設けておりません。
受け取り方によってはショッキングかもしれませんので、苦手な方はご購読をお控えください。
文庫(A6)　122P　会場頒布価格：900円</description>
      <content:encoded><![CDATA[真夏日だった。

そこいら中で鳴いている蝉の声が、じわじわと脳髄にまで滲みてくるようだ。近く、遠く、さざ波のように揺らぐその大合唱が、思考すら攪乱していく。するりと音もなく、首筋を汗が滑り落ちた。日陰になるような場所はどこにもなく、人々は直射日光にじりじりと灼かれながら、電車の到着を待つしかない。世間は夏休みであるらしく、黒々と日焼けした子供たちが、リュックサックを背負って内緒話をしている。各駅停車しか停まらないこの駅に、人はまばらだ。
右手を握る妻の指に、また力がこもった。長い爪が肌に刺さる。自分の手を見ると、三日月のような凹みがいくつもいくつも刻まれていた。彼女は、白いレースの縁取りのある日傘を差して、少しだけ俯くようにしている。何十年と連れ添って同じだけ年を重ねたはずの指先が、まるで詰問するように皮膚を圧迫し続けていた。宥めるようにその手を指の腹でそっと撫でる。妻は、ちらともこちらを...]]></content:encoded>
    </item>
    <item>
      <title> - 『曾祖父の妾』（試し読みサンプル）</title>
      <link>https://sfmzsk.kashi-hondana.com/author/page/2230/section/34349</link>
      <pubDate>Tue, 29 Apr 2025 22:28:00 +0900</pubDate>
      <description>曾祖父が何者かに首を絞められて殺された。
その布団の中には、カラスの羽根が何本か紛れていたという。曾祖父の遺体を発見した家政婦は、
寝室から真っ白な青年が飛び出していくのを見ている。

A6 40p イベント頒布価格：500円</description>
      <content:encoded><![CDATA[曽祖父が死んだ。
九十をいくらか過ぎたところで、特に何かの病気をしていたわけでもなく、老衰だろうと思われた。その曽祖父の遺体が行政解剖でなく司法解剖にまわされたのは、親族からしたらただただ迷惑な話しだ。遺産もなく、晩年のほとんどを山に引き篭って暮らしていた彼の、死の真相になど誰も興味を持たなかった。
司法解剖になったのは、他殺の疑いがあったからだ。曽祖父は、自宅の布団の中で死んでいて、翌朝訪れた家政婦がそれを発見した。彼女は、曽祖父の寝室へと続く廊下を歩いている時から、何かの違和感を抱いたと話す。そして、寝室に入ろうとしたその時、中から若い男が飛び出してきたというのだ。彼は全裸で、蝋のように白い身体をしており、真っ黒な髪を無造作に伸ばした、三十代くらいの青年だったという。
もちろん、死体など見慣れているはずもない彼女は相当に動転していたのだから、その証言のすべてを鵜呑みにするわけにはいかな...]]></content:encoded>
    </item>
    <item>
      <title> - 『くちばしとピンセット』（試し読みサンプル）</title>
      <link>https://sfmzsk.kashi-hondana.com/author/page/2229/section/34348</link>
      <pubDate>Tue, 29 Apr 2025 22:16:00 +0900</pubDate>
      <description>切手収集男子と、ヒトの姿になれるハシブトガラスの男子が友達以上恋人未満のお話しです。
A6 122p イベント頒布価格 800円</description>
      <content:encoded><![CDATA[頬を撫でたのは、夕方の匂いを乗せた風だった。ゆっくりと覚醒していく耳に遠くひぐらしの声が届く。終わりかけてなおしぶとく居座り続ける夏を、まとめてごっそり荷造りしてしまうような音色だ。朝夕はもうだいぶ涼しくなってきたが、日中はまだまだ三十度を超える。夜中までうだるようだったころを思えば、確実に秋は近づいてきているはずだったが、この夏が終わることを今は想像することさえ難しい。
　悠馬は、寝転がっていたソファの上で小さく伸びをして、まぶたを上げた。思いのほか、深く眠ってしまっていたらしい。壁にかけた時計は十六時半を指している。あくびを噛み殺しながら身体を起こすと、寝る前にはそこになかったはずのタオルケットを掛けられていることに気が付いた。そういえば、と窓の方を見ると、吹き込んでくる穏やかな風が、ゆったりとカーテンを膨らませているところだった。それをぼんやりと眺めるうちに、窓のカギを閉めた記憶が指...]]></content:encoded>
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